「今年の目標は何ですか?」
――これ、私にとって憂鬱な質問の一つでした。
やりたいことがわからない。
「とりあえず」だったとしても決められない。
目標の立て方もわからない。
が。
今年はだいぶ明確に「やりたいこと」を起点に「やるべきこと」までブレイクダウンできているお正月。頭の中がクリアになって迷いがない分、とても気持ちのいいスタートです。

そして何より、いつもより自分に自信が持てているのが心地いい!
そこで、今日はわたし流の目標の立て方(2022ver)をご紹介します。
「目標を描きたいけど、どうやったらいいの?」
「みんなどんな目標を立てているの?」
――そんな興味がある方に、一つの参考となれば幸いです。
Step1|Vision Map を描く
12月に、「マインドマップ描き方講座」を受講し、そこで教えてもらった活用法の一つが「ビジョンマップ」。(ネーミング等は、講師の植木希恵さんによるもののようです^^)

一言でいえば「これから1年の妄想を全部吐き出したマップ」!
描き方に決まりはありませんが、私は希恵さんの過去のビジョンマップを参考に、以下の形で書き出してみました。
- 「今年の漢字」≫ 中央に据える
- 「大事にしたい言葉」≫ マインドや行動の指針としたい言葉・名言を明記(参考:赤い枝)
- 「事実」≫ そこから派生するタスクや既に明確になっている課題に加え、「こうだったらいいなぁ」というイメージを書き出す(参考:水色の枝)
- 「Work」「Private」≫ 3と同様(参考:オレンジ・青の枝)

「マインドマップ」という形に縛られなくても、箇条書きでも、メモ書きでも、なんでもいいと思いますが、大切なのは、
- パッと頭に浮かんだことを選ばず書き出す
- 文章ではなく単語でOK(精緻に言葉で描写するというより、脳内のイメージをキーワードで書き留めておく)
……私はこれまで、「目標やビジョンなんて、なにも思い浮かばない」と思っていたのですが、とにかく頭をよぎったことを書き出すことに徹したら、頭の中に詰まった自分の気持ちや思いの量に驚きました!
とはいえ、最重要なのは、「書き出した量」ではなく、俯瞰して、自分の「やりたい」「なりたい」のポイントを押さえることですよ!

わたしは、「過去のしがらみやモヤモヤ」を取っ払って、
「ご機嫌」を再構築したい気持ちが強いことが分かりました!
Step2|今年の「目標」・「ジャンル別テーマ」への言語化
1で描いたビジョンマップを下地に、「今年の目標」を言語化してみました。
ビジョンマップを見返しながら1年過ごしてもいいと思いますが、「で、結局どうなりたくて何がやりたいの?」のわかりやすいよりどころを作るためにやってみた作業です。

「目標」はワンフレーズにまとめながら、ビジョンマップ上に記載した「大事にしたい言葉」を指針として明記しました。

さらに、その目標の下、具体的に目指したい姿を「ジャンル別テーマ→具体的に取り組みたい項目」へとブレイクダウン。

ビジョンマップと行ったり来たりしながら行いました!
Step3|行動計画に落とし込む
1~2で描いた「ビジョンマップ&目標」の中でも、特に「優先順位が高いこと」や「継続的なアクション」が必要なものについて、より見通しを明確にしていきます。
①年間マップを描く
まず作成したのは「年間マップ」。

既に決まっている家族のイベントや子供の行事などを書き出すとともに、「目標を達成するために必要なアクション」を月別に仮置きしていきます。

どの時期にどこまで進めるか・実行するかで迷ったら、
暦上の吉日を活用して、時期を仮決定してみました。
②時系列の一覧表にまとめる
①の年間マップを時系列で見やすくまとめます。

マインドマップの弱点の一つは、「時系列」が分かりにくいことなのだそう…

フォーマットは、2022に使用する「自分軸手帳」のワークページを活用しました。
スペースに限りがあるので、2のジャンルカテゴリを「 Family」「Home(+Money)」「Work」「Me(+Mind)」に再カテゴライズ。さらに、「翌月以降に備えてしておきたいこと」の欄を設けました。

「いまやること」と共に「いまやらないこと」も明確になるので、
「今」に集中しやすくなる気がします。
最後に

肝心なのは、ここで立てた計画を実行すること。
まさに「じぶんを実験する」意味で引き続き検証していきたいと思うのですが――この時点で一つ強く感じることは「あとはやるだけ」という安心感がものすごい、ということです。
これまでは熱しやすく冷めやすい自分を信じられず、「マイルストーンや方向性を決めても、気持ちが変わったらどうするの!?」という迷いや不安が先に立っていたのですが――こうして行動計画を作ってみると「これは一つの基準」ということがストーンと腹に落ちました。
基準さえあれば「やっぱりやめた!」「変更!」と決断したときも、それが「気持ちの変化」「資金不足」によるものなのか「もっといい方法が見つかったから」なのか…検証ができる分、傾向を把握したり再現性を高めたりすることが可能になるんですよね。
ぜひ今後の実験結果の報告にお付き合いいただくとともに、みなさんの「目標設定」の参考になるヒントが見つかったらとてもうれしいです!