スマホとともに暮らす今となっては、全国民が24時間カメラマン。
写真整理をいかに行うか、というのは、かなり多くの方々が抱える悩みだと思います。
わたしはかつて、子どものアルバムづくりに全く手を付けていないままでしたが・・・
友人の取り組みをまねる形でママ友を誘って「写真整理部」を立ち上げたのをきっかけに、長女4年分、次女2.5年分の写真を一気にアルバム化。
その後は、部活を利用して毎月写真整理をルーティンにしていました。

そのあたりのお話は、こちらの記事で詳しくご紹介しています!
■【写真整理術】「長女4年分+次女2.5年分」の写真整理を1か月で終わらせた方法

ところが。
コロナ禍でみんなで集まるのが難しくなるのとともに、部活は自然消滅・・・。
そして再びたまっていく写真たち・・・。
結局、この冬休みで一気にテコ入れしまして、現在はあと2カ月分の整理を残すのみ。それが済めば、また毎月のルーティンを回していけばOK!というところまで巻き返しました。
で、ですね。
作業をする中で、はたと気づいたのです。
私の写真整理のボトルネックは、「作業量」や「時間確保の難しさ」にあるのではなく、まったく違うところにあるということに。
「時間」でも「作業量」でもなかったボトルネックとは?

試行錯誤した末たどり着いた、私の写真整理のルールはこんな感じ。
- フォトブックではなく、プリントした写真をアルバムにIN
- 毎月のプリント枚数にストイックな枚数制限は設けない
(優先順位は低いが親心で残しておきたい写真はコラージュプリントして枚数を抑える努力はする) - 毎月の写真のスタートに成長記録を記したインデックスを1枚つける
なのですが。
すでに手順は構築できていた私にとって、ポイントだったのはこの「3」。
「成長記録を記す」というのが、作業するうえで私の心を重くする、最大の壁だということに気づいたのです!
自己肯定感を吸い取る「マンスリーインデックス」

お子さんがいるご家庭の場合。後輩ママに、「1歳のころ、こういう時どうしてました?」って相談されても、「…忘れちゃったぁ~!アハハハハ!!」って答えること、多くありません?
その時は一生懸命だし、キラキラした感覚も、そこはかとなく苦労した感触もなんとなく残っているのに、具体的には語れない。
――まさに写真整理における私がその状態。
隙間時間をコツコツ積み重ねれば、写真の山は確実に減っていくけれど、インデックスに何を書くか、その記憶やエピソードが見事に消え去っているわけです。
「あぁ、どうして今までやらなかったんだろう・・・」
「思い出せ自分、思い出すのだ・・・!!!」
――そんなことをしているうちに、自己嫌悪に陥り、憂鬱になり、その現実から目を背け始め、写真整理を後回し。

私しか知らない子どもの「かわいさ」「面白さ」を記録していなかった罪悪感で
どんどん億劫に…
もちろん、インデックス自体を引き算するという方法もあるでしょう。
が、私にとってアルバムの目的は「写真を整理する」ことではなく、「愛情と記憶を残す」ことなので、月まとめのインデックスくらいは肉筆で記したいと思っているわけです。
写真からはみ出た「記憶」を「記録」する仕組み化

そこで。
来月から、手帳のマンスリーページの片隅に、子どもの記録を凝縮した欄を設けることにしました。
・・・と言っても、特別なフォーマットを整えるわけでもなく、あえてフリースペース。
成長を感じてうれしかったことや、おもしろ発言などなど、自由に残して、ここからアルバムに写真を入れる際、マンスリーインデックスに転記する形に。

手帳が日課になった今日この頃だからこそ、
無理なく自然に記録に残せそうです
ちなみに、インデックスを手帳に挟み込んで直接書き込む、という方法にしなかったのは……まずはエピソードを選ばず、スペースも気にせず、子育ての喜びを残しておきたかったから。

いきなりインデックスに書こうとすると、
マインドロックがかかってしまいそうに思えたんですよね。
これで記録の仕組みも整い、また一つ気がかりが減りました。
憂鬱の原因、勘違いしていない?

さて、今回の件で改めて感じたのは、憂鬱の原因を勘違いしている場合が大いにあり得るということ。

まさか「マンスリーインデックス」に理由があったとは
思いませんでしたからね・・・
それまでは、「いかに作業時間を確保するか」「いかに作業を効率化するか」というところに目が行きがちでしたが・・・その延長線上で考えていたら、この原因には多分行き着かない。
ポイントになったのは「つい逃げだしたくなる”作業”」「向き合うとモヤモヤする”瞬間”」がどこにあるか、という、気持ちの変化の部分に思えます。
そしてそれって、自分でしか気づくことができないんですよね。
とても小さな話ではあるけれど、ずっと続けるルーティンだからこそ、そのモヤモヤを解決しないと手は止まり続け、憂鬱は続く。
なんだかうまく回らないなぁ、と思った時は、「モヤモヤはチャンス!」と捉えて飛びついてみるとよさそうです。