手帳を書くようになってからアンテナが立っていることの一つが「自分のストレスとの向き合い方」。
夫には「剛腕」と呼ばれるほど豪快(ガサツ?)なように見らることが多いのですが、やたらと傷つきやすかったりどっと疲れてしまったりという一面を持て余してもいました。
そんな中、手帳に書き留める中で。あるいは読書を通して。
いくつか自分のストレスとの向き合い方のヒントを手にすることがでいている気がします。
今回は、同じような悩みを持つ方へのヒントをシェアしたいと思います!
この記事は、こんな方におススメです
✓ ストレスが上手に解消できない
✓ 知らず知らずのうちに疲れを貯め込み勝ち
✓ ついついがんばってしまう
✓ 自分軸手帳の「ご機嫌発掘リスト」作り/ストレスコーピングリスト作りがうまく進まない
✓ 自分にとってリラックスできるものがわからない
✓ 自分軸手帳2023に向けて何か準備を始めたい
手帳のコーピングリストが書けない&機能しない理由がわかった!
私が使う自分軸手帳には、ワークの一つとして「ご機嫌発掘リスト」というものがあります。
リセットボタン:ご機嫌発掘リスト
気分が落ち込むと、マイナスの思考や感情に振り回されがち。そんなときに、どうしたら気持ちをリセットできるか、自分の機嫌を取れるかを把握しておくためのリストです。
心の「リセットボタン」をいつでも押せる状態にしておくと、心がグラグラせず、いつも穏やかで安定した状態でいられます。自分軸手帳公式HPより
上半分「わたしの気分リセットリスト」は、ストレスから自分を回復させるための手段をまとめた、いわゆる「ストレスコーピングリスト」です。
既に私もこのページを埋めてはいますが……なんだかしっくりこない。
リストを見ても「そうそう!これさえあれば大丈夫!」という安心感が持てないし、心がマイナスに触れているときにページを開いてもイマイチヒントにならない――。
それもそのはず、心が元気な時に「たぶんコレ」とか思われるもの、「みんなも言ってるよさそうなもの」を記入していたから、なんですよね。
実績からエビデンスを集めてリストを作ってみよう!
そこで。
「元気な時に想像しながら」ではなく、「実績からリストの要素を拾いあげる」ようにしてみたらいいのでは!?と思い立ったわけです。
ヒント1:「回復過程」に目を向ける
少し前のこと。
家族に激しくブチギレまくったり、人間関係であれこれ妄想してしまう沼に陥ったり、果ては流行りのあの病に罹患して身も心もげっそり…ということが続いた時期がありました。
そんなとき手帳に書き留めたこれ。
その瞬間は何気なく書き留めたのですが…後日振り返った時に気づきが!
その渦中にいる最中に、どんなふうに回復を辿るかを気にかけてストックしておけば、これこそが機能するコーピングリストになるのでは!?と思い立ちました。

落ち込んだときこそ、自分の回復過程のエビデンスを集めるチャンス!
それ以来、ちょっとアンテナを立て始めたら、私を癒し元気づけてくれるあれこれがちょいちょい引っかかるように…
気分が下がっているときは、ひとりでこっそりお気に入りのお店のケーキで愛でようとしがちだったり…

図書館のカウンター席で、本や手帳に集中する1時間も効果的だった!

そのほかにも、
✓ 動物の癒し動画を見ると心が丸くなり勝手に笑えるようになる
✓ 某海外ドラマを見る
✓ 見える場所・モノを一極集中で片づけるor磨く
✓ 家族内のケンカへの対処は、まず寝る
→自分の気分が落ち着き、相手もケロッとした頃にアサーティブに簡潔に気持ちを伝える
✓ 自分が今まで書いてきたブログやnoteを読み返してみる
などなど……回復した実績が後ろ盾になった頼もしいリストが整いつつあります。
放っておいてもいずれかの行動はするかもしれないけれど、意図してこれらをセッティングしてあげること、忘れていたら選択肢を思い出させてあげることで沼から素早く片足を抜ける気がします。
手帳民は感情を書き留め、その原因や正体を深掘りするのがあるあるですが…それはいわば自分の輪郭をハッキリさせるための行為。そして、それをする元気がない時もありますよね。
ひとまず回復過程に目を向けて、自分の取りがちな行動や、結果的に気持ちのスイッチが変わったきっかけといった事実だけを集めてみる。感情の輪郭が曖昧でも、自分だけのお守りを作ることが、大きな進歩になるのでは…という予感!
ヒント2:タイムログから「充電」「消費」行動を洗い出してみる
最近読了した「何もしない習慣」。
「しすぎ」「疲れ」に敏感になり「休む」ことを勧めるのが趣旨ですが、ここにも「ストレスとの向き合い方」のヒントになりそうなエッセンスが。
筆者が勧めているのは、日々をどんな風に過ごしているのかログを取ること。
そして「自分の充電につながる時間」と「エネルギーを消費する時間」にマークすること。

「充電」行為はそのものがコーピングになる。
そして「消費」行為はその理由を深掘りし改善案を練ることで疲れの予防策になる。

「充電」のマルがつかない=休めていない といったモニタリングにも役立つ、とも!
自分軸手帳のワークの一つに「24時間の棚卸しワーク」というものがあります。
時間:24時間の棚卸しワーク
1日は誰にでも平等に24時間しかありません。まずは、自分が何にどれくらい時間をかけているかを記録することから始めます。そして、他人軸に振り回されて無駄遣いしている時間を減らし、やりたいことができる時間を増やしていきましょう。自分軸手帳公式HPより
自分がどのようなことにどれだけ時間を使っているかのログを取り、そこから「幸せを感じた/妨げられた瞬間」に気づくことで、自分の価値観を大切にしながら過ごすための方向性を見出すためのこのワーク。
これを先ほどの「充電」「消費」という視点で見ることで、本来のワークの狙いである「時間の使い方」に加え、「自分の回復」のためのヒントを得ることもできるということか!

前述の「ヒント1」が「実際に落ち込んでしまった時の救済策」なのだとすれば、
この「ヒント2」は「そもそも疲れにくい仕組みを作って日々リカバリーを図る」
といった感じでしょうか!
2023は「ログから気づきを見出し自分軸に反映する」ことを一つの目標にしたいと考えているので、私もこの方法は2023、積極的に意識・実践したいと思っています!
おしまいに
いつもご機嫌なことで埋め尽くせたらいいですが、生きている以上、なかなかそうはいかないもの。
だからこそ、自分にとっての「負」の要素自体を取り除くためのアプローチだけではなく、「負」はそこにおいたままでも、とりあえず通常運転に戻れる「これぞ!」という手段があれば心強いはず。
ひとつずつかけらを拾い集めるように、自分だけの「コーピングリスト」を埋めていけたらいいですね。1