ふぅ。とてもとても忙しい日々を過ごしています。
踏み出してよかったと思えること、家族とぶつかること、祝うこと、見送ること、本当に心が忙しいここ2週間。
そんな時に偶然手にして「よかった!」と思えている一冊をご紹介します。
いま幸せになっちゃえ!
小説家の田口ランディさんがTwitterでつぶやいた「心が落ち着く言葉」を集めた本書。
たっぷりの余白が取られた1ページには、1つずつ「ホッとする言葉」「前を向ける言葉」が綴られています。
前書きには、その意図がこんな風に説明されています。
余白がたくさんあります。余白の部分に、じぶんへのいたわり、称賛、なぐさめ、ことばのプレゼントを書き込んでみてね。絵を描いたり、シールを貼ったり、自分が好きなこと、喜ぶこと、夢、希望、なんでもいいです。あなたにとって、気持ちのいいものを一杯詰め込んで、お守りにしてください。
「いま幸せになっちゃえ!」まえがき より

そうして綴られた言葉たちは、例えばこんな感じ。
いま生きているということは人類の最先端にいるということ。いまわたしが幸せだということはわたしまでたどりついてくれた先祖の努力が実を結んだということ。
「いま幸せになっちゃえ!」より
新しいことは、始めるのではなくて、意識を向けると、勝手に始まり、展開していく。あとは、流れにうまく乗り、川下りの筏のように海を目指す。そう思うと、わくわくしてくるよ。
「いま幸せになっちゃえ!」より
辛いな、イヤだな、と思ったら、ちょっと逃げて休みましょう。それでも世界はちっとも困らないんですよ。だから、大丈夫。じぶんが元気でいることが、最優先の社会貢献。
「いま幸せになっちゃえ!」より
「今日のひとこと」を探したい
大学時代に、姉から借りて同氏の「コンセント」「アンテナ」を読んでググッと引き込まれ衝撃を受けた経験があるのですが…
そのストーリーを書いた人と同一人物とは思えないほどに、「いま幸せになっちゃえ!」には、赦しと優しさが詰まっている。

実は図書館で借りたのが最初のきっかけだったのですが、自分用に購入して手元に置いておくことにしました。
オラクルカードのような感覚で、毎日パッとページを開き、そこにある言葉を胸にしゃんと背筋を伸ばす――そんな風に使いたいと思っています。
最近、実用書や教養系の本に傾倒していましたが、そんな日々にそっとお茶を出してくれるような、そんんなおすすめの一冊です。